シラミについて

どんなに清潔を心がけていても寄生してしまうシラミ。特に小さなお子さまは知らずに感染してしまうリスクは多いと思います。完全に予防することは難しいので、日頃からお子さまが頭をかくことが目立つようになったらチェックしていただきたいです。

①シラミの感染経路
シラミは頭髪と頭髪の接触によって伝染ることが多く、シラミがついている方と頭がくっついたり、枕や帽子、ヘアゴムなどから伝染ってしまう事が主な原因です。

②シラミ(と卵)が集まる場所
成虫のシラミは素早いので見つけにくい事もありますが、外からは目立ちにくく、汗をかきやすい湿った場所を好むので、耳周りやえり足をよく確認して下さい。

③シラミの卵とフケの違い
地肌近くに白っぽいモノが付いていて、「これはフケだよね〜」と見てみぬふりをしたい気持ちになるかもしれませんが、シラミの卵は髪(特に根元付近)にガッチリとくっついているで、指で掴んでも取れない事が特徴です。

④駆除の仕方:成虫編
シラミは普段の洗髪が不十分な場合に残るので、しっかりとシャンプーで頭皮を洗うこと、その際にくしやブラシを使って根元から毛先までブラッシングすると落ちやすいです。

⑤駆除の仕方:卵編
卵は髪にガッチリくっついているので、目の細かいくしを使ってもなかなか取れません。

ここからは個人的な見解になりますが、生き物の卵には変わらないので熱に弱いです。ヘアアイロンを150℃位の温度で熱する事で、卵を駆除する事が出来ます。その後にクシでとくとカラカラになった卵はポロポロと落ちていきます。

注意点としては
・髪が乾いている状態ですること
・根元付近から熱する際に、無茶して地肌ギリギリまで攻めないようにし、火傷に気をつける
・熱をしっかり当てる為に毛束は薄くすること

普段から枕やシーツなどの寝具は清潔にすることも予防につながりますし、早期発見する事で感染が広がることも防げます。ひどくなった場合には、小児科や皮膚科を受診する事もあると思いますが、一番に不快感を感じているのはご本人なので、日頃よりお子様の様子に寄り添って観察してみてくださいね。